Kelmscott, Oxfordshire (June 11th, 2008)



St George's Church

ケルムスコットはコッツウォルズの南東端にある村で、行政上はオクスフォードシャーなのかグロースターシャーなのか、微妙なところです。マナーハウスの住所を見るとグロースターシャーになっているし、村を調べるとオクスフォードシャーと出てくるし、どっちが正しいのか、よくわかりません。^^;

いずれにせよ、コッツウォルズらしいひなびたたたずまいの村であることには変わりがありません。

これはケルムスコットの村の教区教会、セント・ジョージ教会のポーチです。鼻の装飾が綺麗でした。





William Morris's Ridged Tomb

このセント・ジョージ教会の墓地には、アーツ・アンド・クラフツ運動の大御所、ウィリアム・モリスのお墓があります。モリスの生涯の友人、フィリップ・ウェッブのデザインした、家のような形をした墓石が目印です。

このお墓の中にはモリス本人の他に、モリス夫人のジェーン、そして二人のお嬢さんも眠っています。



Morris's Textile - Bird

教会の内陣には、モリスがデザインした「バード」のテキスタイルが飾ってありました。さすがモリスの眠る教会だけのことはありました。



Altar

祭壇と東窓です。東窓のグラスは中世のグラスでした。




St George - Medieval Glass

上記の東窓の中世のグラスの拡大です。この教会の守護聖人でもあり、イングランドの守護聖人でもある、セント・ジョージがドラゴンを退治している場面です。



Plane Window

この教会はごてごてしたビクトリアン・ゴシックのステンドグラスはなく、こんなプレーンなグラスがほとんどでした。モリス商会のグラスがはまっているのかと思いましたが、かえってこの方がすがすがしくてよかったです。






William Morris's Memorial Cottage

ウィリアム・モリスの別荘、ケルムスコット・マナーに行く途中にある、ウィリアム・モリス・メモリアル・コテッジです。

ウィリアム・モリスの生涯の友人であり、パートナーであったフィリップ・ウェッブによって設計された、コッツウォルズらしい石造りの建物です。
真っ赤なミニがとてもよく映えていました。




Morris Musing in the Hume Meadow, by George Jack

「田園に憩うウィリアム・モリス」と題された彫刻で、上記のメモリアル・コテッジの壁に彫刻されています。
これは、このコテッジの設計者、フィリップ・ウェッブの唯一の弟子であった、ジョージ・ジャックによる彫刻です。



Road Sign to "The Plough"

ケルムスコットの村のパブ、ザ・プラウへの道標です。
このパブ、2007年7月の洪水からまだ立ち直っておらず、2008年6月中の再開を目指して、工事中でした。



Kelmscott Manor

ウィリアム・モリスの別荘、ケルムスコット・マナーです。典型的なコッツウォルズ風の建物です。





Roses in the garden

ケルムスコット・マナーの中庭に咲くバラです。





Entrance

ケルムスコット・マナーの入り口です。

この別荘を購入してしばらくの間は、足しげく通っていたモリスですが、後にはあまり訪れなくなったようです。
この別荘はモリス夫人のジェーンと、モリスの先輩であり友人であるダンテ・ガブリエル・ロセッティとの「秘めた恋」の舞台となり、モリスはそれを知りながらも騒ぎ立てることはせず、二人と距離を置いて付き合っていたようです。

後期ラファエル前派のアーティストたちの恋愛は韓国ドラマ底抜けの多角関係です。^^;
モリス自身は、バーン・ジョーンズ夫人のジョージアーナに恋焦がれなくなるときもベッドのそばに付き添ってもらっていたようですし、バーン・ジョーンズは裕福なギリシア人夫人のマリア・ザンバコと良い仲になってしまい自殺騒動を起こすし、ロセッティのジェーン・モリスに寄せる心を知ったロセッティ夫人のエリザベス・シダルはアヘンチンキで自殺してしまうし・・・。

いやはや、ものすごいことになってます。^^;そのうちKBSあたりでドラマ化されるんじゃないだろうか。^^;



Iris

ケルムスコット・マナーの庭に咲いていたアイリスです。モリス商会の壁紙にもアイリスがあります。ただし、モリスのデザインではなく、弟子のJ.H.Dearleの作品です。



Back Garden

ケルムスコット・マナーの裏庭です。良い感じのコテッジ・ガーデンになっていました。



A Cat in the backyard

裏庭にいたニャンコです。
この子の下に敷かれているのは、やはりウィリアム・モリスのデザインになる Willow Boughでした。


Gift Shop

ここのギフトショップは、モリス関連商品の多さでは、私の知る限りナンバー1の品揃えです。
モリス柄の製品が欲しかったら、ぜひお勧めの場所です。ただし、春から秋の水曜日の午後と特別な土曜日の午後しかオープンしていません。